赤ちゃんの生理的黄疸について


赤ちゃんが生まれて日目ころになると皮膚が黄色くなる生理的黄疸という現象が起こります。


ちなみにこの時期は生理的体重減少という出生体重の3〜10%が減少する時期にもあたります。


生理的黄疸の一番の原因は赤ちゃんの臓器が未熟なことです。


具体的には肝臓や胆嚢の機能の未熟さです。
それが原因となりビリルビンが体に溜まってしまいます。


ちなみにビリルビンというのはヘモグロビンが代謝された後にできる産物のことです。


もう少し詳しく↓


ヘモグロビンの代謝により、間接ビリルビンが生じます。

それが肝臓の酵素により直接ビリルビンになります。

直接ビリルビンは胆汁の中に排泄されて、最後は便の中に捨てられます。


始めに書いた通り、赤ちゃんの肝臓の働きは未熟です。
つまり、肝臓の酵素(グルクロン酸抱合)の働きが未熟ということで間接ビリルビンが体に留まる現象が起き、生理的黄疸となります。


他には、胎児型のヘモグロビンが成人型に移行するために破壊されることや、腸に排泄されたビリルビンが血液に戻りやすいこと、さらに母親の体から移行した女性ホルモンがビリルビンの排泄を妨げることなども高ビリルビン血症が起こりやすい原因となっています。


生理的黄疸は通常、生まれてから2、3日よりみられ、3〜5日で強くなり、週間以内には消失するとされています。


生理的黄疸の他、病的黄疸もあるので、そちらは注意が必要です。
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